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楽天市場の商品をShopifyへ。公開後も自社で運営できるECをつくるまで

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2026年2月10日、小川金正堂様から、楽天市場の商品を、すでに契約されていたShopifyへ移行したいというご相談をいただきました。

最初に想定していたのは15商品です。そこから対象を広げ、最終的に55商品を登録。2026年6月にShopifyストアを公開しました。

そして、今回の仕事で重要だったのは公開そのものではありません。

公開後には、小川金正堂様自身で商品追加や商品情報・デザインの変更、クーポン設定を行う運用へ移っています。

その状態に至るまでに行ったのは、楽天市場の商品情報をShopifyへコピーすることだけではありませんでした。

既存の販売方法を確認し、Shopifyで販売・運用できる形へ組み直し、実際の購入経路を確認し、その後の運用を小川金正堂様へ返していきました。

楽天市場からShopifyへ。最初から「公開後の運用」まで考えた

ご相談の出発点は、楽天市場で販売している商品をShopifyへ移行することでした。

初期段階では、名札5商品、クリスタル5商品、彫刻タンブラーなど5商品、合計15商品から始める計画でした。

ただし、最初から商品登録だけを目的にはしていません。

まず商品構造を整え、その後は小川金正堂様自身でも商品を追加できる状態を目指して進めました。

ECは、公開後も商品が増え、情報が変わり、日々の運用が続きます。

そのため、制作する側だけが更新できる状態ではなく、実際に運営する側がその後も扱えることを、最初から一つの目的としていました。

商品を移す前に、これまで「どう売っていたか」を確認する

Shopify側の設定を決める前に確認したのが、既存の販売業務です。

たとえば、小川金正堂様には法人のお客様からの請求書払いの需要がありました。

既存の運用では、前払い・銀行振込に加え、Misocaを利用し、請求書上のQRコードからカード決済を行う方法も使われていました。

こうした情報から確認できるのは、決済方法だけではありません。

現在の販売が、どのような仕組みで成り立っているのか。

そこを把握するための情報でもあります。

新しいECに移行するからといって、最初にShopifyの機能から考えるのではなく、

現在どう売っているのか。
何を残す必要があるのか。
それをShopifyでどう成立させるのか。

という順番で整理していきました。

商品情報をコピーするのではなく、Shopifyで売れる構造へ組み直す

商品については、楽天市場と公式サイトの既存情報を確認しながら、Shopify上でCollectionを整理し、商品名、キャッチコピー、商品説明などを構成しました。

また、商品によっては、購入時に追加で入力してもらう情報が必要になります。

そこでInfinite Optionsを導入し、商品に応じた入力ができる構造も整えました。

当初15商品だった対象は、その後拡大しています。

2026年4月20日までには、クリスタル20商品、名札24商品の合計44商品が登録済みとなり、最終的な登録商品数は55商品となりました。

5月7日には全商品の登録作業完了を報告し、確認・修正の工程へ進みました。

ここで行ったのは、既存の商品情報を別の場所へ移すことではなく、既存情報を材料として、Shopifyで販売・運用できる商品構造へ組み直すことでした。

設定だけで判断せず、実際の購入経路で確認する

商品や販売条件を設定しても、管理画面上で正しく見えるだけでは十分ではありません。

2026年5月10日には、実際のCheckoutを使って送料の挙動を確認しました。

管理画面に設定値が入っていることと、購入者が実際に操作したときに意図した結果になることは別です。

そのため、設定内容だけではなく、実際の購入経路を通して確認しました。

また、商品ページとトップページにはLINEへの導線も追加しています。

商品を登録するところだけを見るのではなく、購入時の動きや、相談・問い合わせにつながる経路まで含めて整えていきました。

2026年6月に公開。その後の運用を小川金正堂様へ返す

商品登録、販売条件の設定、購入経路の確認などを経て、2026年6月にShopifyストアを公開しました。

そして、公開後の運営に向けて、ShopifyやInfinite Optionsなどの操作・運用に関する資料も共有しました。

  • 商品を追加する
  • 商品情報やデザインを変更する
  • クーポンを設定する

といった運用が行われています。

相談当初に目指していた「その後は自社でも商品を追加できる状態」が、公開後の実際の運用につながりました。

Shopifyを公開することだけではなく、その後の日常的な運用を、実際に運営する人へ返すところまで進められたことが、今回の仕事における重要な結果です。

EC移行で移すのは、商品ではなく「販売を続けられる仕組み」

今回の仕事から見えてきたのは、EC移行で扱うものは商品データだけではないということです。

ECの移行で考える必要があるのは、商品名、画像、説明文だけではありません。

その会社には、それまで続けてきた販売方法があります。

決済や請求、送料、商品ごとの入力、問い合わせへの導線。そして、公開後に商品を追加し、情報を変更し、運営を続ける人がいます。

だからECを移行するときは、

現在どう売っているのかを確認する。

残す必要があるものを整理する。

新しいECで成立する形へ組み直す。

実際の購入経路で確認する。

公開後の運用を、実際に運営する人へ返す。

この一連の流れまで含めて考える必要があります。

楽天市場など既存のECからShopifyへ移行する場合も、商品登録だけではなく、現在の販売方法や公開後の運用まで整理することが重要です。

私は、既存の運用を確認しながら、新しいECで実際に販売でき、その後も運営を続けられる状態へ組み直すところまで支援しています。

公開できたかではなく、公開後も運営を続けられるか。

今回の小川金正堂様のShopify移行は、その考え方が実際の運用までつながった事例です。

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